中国研究所「現代中国公開講座:研究例会(2024年度第1回)」開催のお知らせ
日 時 2025 年 2 月 23 日(日)14:00~16:00
場 所 東洋文庫 2 階講演室 ※今回は原則会場での対面参加のみとなります。
テーマ 習近平体制下における政教分離の厳格化
――「伊斯蘭教(イスラーム)中国化」の事例から講 師 澤井充生(東京都立大学)
コメンテーター 松本ますみ(室蘭工業大学名誉教授、大阪大学招聘研究員)司 会 佐藤千歳(中国研究所・北海商科大学)
参加費・申し込み方法(前日正午締切)
◇一般(下記以外の方) 500 円
こちちのPeatix よりお申し込みください。 https://peatix.com/event/4281451
リンク先はホームページの新着情報ページにも掲載しています。
◇中国研究所の所員・研究会員 無 料
こちらのGoogle フォームからお申し込みください。
https://forms.gle/qUEwBAend2KmNLb68
開催趣旨
中国研究所は、2025 年で 10 年となる習近平政権の宗教政策「宗教中国化」の影響を考察する研究例会を開催します。2015 年の党中央統一戦線工作会議で習近平総書記が提起した宗教中国化は過去 10 年間で、個別の宗教活動に対する管理強化から、宗教統制全体の制度化に進みました。これにより、中国社会における宗教活動の空間は縮小し、宗教共同体は変容を続けています。2 月 23 日の研究例会では、回教研究の澤井充生氏を講師に迎え、中国のイスラームを事例に、政教関係の視点から宗教中国化の影響を検討します。報告では、地域や時代により多様なあり方がみられる「政教分離」をキーワードに、習近平時代の政教分離の内実を検討し、宗教中国化による政教関係の特徴を捉えることを試みます。
講師紹介 澤井充生(さわい みつお)
東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程修了。社会人類学博士。専攻は社会人類学、中国地域研究、回族研究。東京都立大学人文社会学部人間社会学科社会人類学教室助教。単編著書に『現代中国における「イスラーム復興」の民族誌――変貌するジャマーアの伝統秩序と民族自治』(明石書店、2018 年)、『「周縁」を生きる少数民族――現代中国の国民統合をめぐるポリティクス』(2015 年、勉誠出版)など。2020 年、第 41 回発展途上国研究奨励賞(アジア経済研究所)受賞。
〈付記〉「現代中国公開講座:研究例会」は、2004~23 年にかけて 45 回にわたって開催してきた「現代中国研究会」を、2025 年 1 月をもって「現代中国公開講座」に統合し,その「研究例会」として改編したものです。
問い合わせ先 一般社団法人中国研究所 事務局(総務) c-soumu@tcn-catv.ne.jp
ホームページ https://www.institute-of-chinese-affairs.com