『日中社会学研究』 第30号が公刊されました。
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『日中社会学研究』 第30号 2023年2月                         

【第30号特別寄稿】
『日中社会学研究』30年の回顧と未来への展望  
―日中社会学会会長就任の挨拶に代えて―          西原和久  
日中社会学研究30号によせて
―学会成立から創刊まで―                 根橋正一                 
日中社会学会と共に歩んだ40年                陳 立行           
【特集論文】歴史と社会学
特集「歴史と社会学」に寄せて                穐山 新  
現地調査は難しい、しかし史料の中には過去の現地が無限にある
─貴州・雲南・四川境界地域の近代史研究を例として─     吉開 将人 
「満洲国」における農村協同組合事業
─比較歴史社会学的考察─                  穐山 新  
オートエスノグラフィの実践と中国帰国者のアイデンティティの問い
―個人史研究の可能性をめぐって―          南 誠(梁雪江)  

【論文】
社会科学復興期中国におけるウェーバーをめぐる言説
―雑誌『読書』に見られた受容史の諸側面―         吉 琛佳  
中国人の一般市民の政治的イデオロギーについての考察
―ネット調査に基づくRCA分析を中心に―          李 潤楚
現代中国社会における参加型文化の新たな動き
―オンライン・ファンコミュニティの文化実践を題材に―   魏 珂楠  
現地採用者から起業家へ
―上海の日本人コミュニティとの関わりから―        松谷 実のり
少子高齢化時代における中国人のケア責任意識とその規定要因
―複合的ケア経験者に着目して―              胡 益頔  
現代台湾社会における母語の復興と継承
─教会ローマ字による「台語文運動」を中心に─       齋藤 幸世

【研究ノート】
戦後日本社会における引揚者の犠牲物語の形成
―在外財産補償問題を中心にー               劉 罡   
市場経済期上海における産後ケア
―家政サービスと「月嫂」の出現に注目して―        齋藤 あおい

【書評】
櫻井義秀編著『アジアの公共宗教-ポスト社会主義国家の政教関係』
(北海道大学出版会、2020年)                木下 光弘
木下光弘著『中国の少数民族政策とポスト文化大革命』(明石書店、2021年)
                     美麗 和子
閻美芳著『日本と中国の村落秩序の研究-生活論からみた「村の公」』(御茶ノ水書房、2021年)                   
南 裕子
大谷順子編『四川大地震から学ぶ―復興のなかのコミュニティと「中国式レジリエンス」の構築』(九州大学出版会、2021年)
                  宮本 匠
劉麗鳳著『中学中退―中国農村中学校の生徒と教師のエスノグラフィ』(世織書房、2022年)教育格差から考える中国社会の光と影     
于 小薇
郝洪芳著『東アジアの紹介型国際結婚―グローバルな家族と越境する親密性』 (明石書店、2021年)
             孟 令斉